コレクション: BANGO
1868年、イギリスの帆船「サイオト号」が横浜湾を出航し、ハワイへと向かいました。乗船していたのは、ハワイに渡った最初の日本人移民たち。彼らは後に「一世(Issei)」と呼ばれるようになります。プランテーションに到着すると、現地の人々にとって日本語の名前は発音が難しかったため、彼らには「番号(バンゴー)」が与えられました。この番号は、給与をはじめとした生活のあらゆる管理に用いられました。
banGo は、日系一世のルーツとその複雑なアイデンティティ――日本人でもアメリカ人でもない、境界に生きる存在――をテーマにしたブランドです。その歴史と記憶を現代のファッションに落とし込み、過去と現在、そして日本とハワイの文化を縫い合わせるように表現しています。
- ページ: 1 / 2
- 次のページ